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彦根で地域密着型スーパーを経営する「パリヤ」が創業70周年

パリヤの大塚恵昭社長。「お客さまから喜びの声を聞くとうれしい」と話す

パリヤの大塚恵昭社長。「お客さまから喜びの声を聞くとうれしい」と話す

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 地域密着型のスーパー「パリヤ サンペデック」(彦根市長曽根南町)を経営する「パリヤ」が6月27日で創業70周年を迎える。

創業20周年の時の写真。当時経営していた「レストラン輪ごん 彦根店」前での一枚(1976(昭和49)年)=「パリヤ サンペデック」

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 創業者の大塚行雄さんが1954(昭和29)年、婦人服の生地専門店「パリヤ」を創業したのが始まり。「フランスのパリのファッションモードを売る店」というイメージで「パリヤ」と名付けたという。婦人服販売、レストラン、ベーカリーなど時代の変化に合わせ事業を展開し、スーパーマーケット業界に参入。1980(昭55)年、「パリヤ サンペデック」を開業した。現在は大塚さんの長男・恵昭さんが社長を務め、スーパー「パリヤ サンペデック」(食品事業=Pマート、ベーカリー事業=プチサンジェルマン、ショッピングセンター事業)を経営している。

 「パリヤ サンペデック」の売り場面積は約549坪。1階に生鮮食品や総菜を販売するスーパー「Pマート」、焼きたてパンを提供する「プチサンジェルマン」、2階に専門店を設ける。特に、生鮮食品の品ぞろえに力を入れており、「他店では取り扱わないような商品も多く取り扱う」という。「魚や肉、野菜は常に鮮度が高い状態で販売できるよう、独自の基準を設けるなどして工夫している」とも。

 大塚さんは「昔は手間がかかることをみんなで取り組み、その結果、お客さまが来てくださることを間近に体験して、子どもながらに商売のすごさや楽しさに衝撃を受けた」と振り返る。

 映画監督を夢見たこともあるほどエンターテインメントが好きだという大塚さん。スーパーを経営する上で、「客も従業員もスーパーを楽しんでほしい」という思いがある。その思いは「サービスをはじめ、品ぞろえや価格に反映されている」という。「日々の買い物は面倒くさかったり、しんどかったりする日もある。そのような時にでも、買い物に来て店を出るときには『パリヤに来れば新たな発見があるな、楽しいな、良かったな』と思えるような店作りを心がけている」と話す。

 70周年を迎え、大塚さんは「これからも『スーパーにエンターテインメントを』の思いは変わらない。ワクワクするようなサービスを提供していければ」と話し、「『パリヤ』というエンターテインメントを見に来てくだされば」と来店を呼びかける。

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