愛荘町の豊満(とよみつ)神社(愛荘町豊満)で10月17日から、「びんてまりストラップお守りづくり体験」が開催される。主催は愛荘町観光協会(愛知川)。
愛荘町の工芸品「愛知川びん細工手まり」をモチーフにしたストラップのお守り作りを体験する同イベント。「愛知川びん細工手まり」は愛荘町に伝わる滋賀県伝統的工芸品で、フラスコ型のガラス瓶に、瓶の口よりも大きな手まりが入っている。手まりは色鮮やかな刺しゅうが施されており、丸くて中がよく見える(丸く仲良く)ことから、縁起物として贈り物にされたり、床の間や玄関に飾られたりしてきた。かつては嫁入り道具の一つとして持参されたこともあるという。
参加者は、あらかじめ準備された直径2センチほどの数種類の手まりから好みの柄を選び、愛知川びん細工手まり保存会会員の指導の下、最後の仕上げを行う。完成した手まりはカプセルに入れてストラップにし、その後、豊満神社の大橋良造宮司が祈とう。祈とうすることで世界に一つだけの「お守り」となる。手作りお守りのほか、同神社の「特別御朱印」を授与する。
「刺しゅうが苦手な方でも、保存会の方が丁寧に指導するので大丈夫」と話すのは、愛荘町観光協会の若林友梨さん。「豊満神社は勝運、美人祈願、縁結びなどにご利益があるといわれている。作ったストラップが『お守り』になると、また格別の思いが湧くと思う。小さま手まりを作る体験やご祈とうの厳かな雰囲気を感じながら楽しんでもらえれば」と参加を呼びかける。
時間は10時~と14時~の2部制。参加費は3,300円。各回定員4人(2人以下の場合は開催中止)。希望日の3日前までに電話で予約する。11月4日まで。