木工品を製作・販売するマイクラフト合同会社(彦根市八坂町)が8月30日で1周年を迎えた。
同社は、代表の横田豊さんが全ての工程をひとりでこなし、一点一点製作する木製の「ひな人形」や「兜(かぶと)」などの季節に合わせた木工品をネットショップで販売している。ショップ名は「エムワイ工芸(MY craft)」。
販売する木工品の材料にはヒノキやブナ、ウォルナットなどの天然木の無垢(むく)材を使う。自然色を生かすため無着色・無塗装で仕上げ、木のぬくもりを感じられるようなデザインが特徴。大きさやセットは数種類準備し、いずれも玄関やニッチ、リビング、本棚に飾れるコンパクトなサイズ感にしている。横田さんの妻が作る布小物や木製の名札などもセットにできる。
「サラリーマン時代から、いつか起業することを視野に入れていた。なかなかタイミングが合わず定年を迎えたが、起業家としての夢は諦めきれなかった」と横田さん。定年後、30年以上趣味で続けてきた木工製作の腕を上げようと、改めてプロに師事し技術を一から学び直した。起業するなら「得意な木工作品を作り、売ること」と確信し、昨年8月、長年の夢だった「会社」を設立した。
横田さんは「木工作品を作ることは得意だが、会社経営はどのように売り上げを立てていくか、どうすれば売れるのかはいろいろ試してみて研究する毎日。サラリーマン時代のさまざまな経験や、中でもモールビジネスに従事した経験が役立っている。ネット販売にするため、いろいろなサイトやSNSなどで情報を集め、写真の撮り方や商品の見せ方などを見よう見まねで取り組むことから始めた」と振り返る。
横田さんは「商品を購入してくださったお客さまから喜びのコメントを頂くと本当にうれしい。これからも腕を磨いて、新しいことに取り組み、もっと多くの人に商品が届けられるよう仕事をこなしていきたい。20年後、今よりも大きくなった会社を経営しているのが夢。健康に気をつけて頑張りたい」と意気込みを見せる。