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「飛び出しゾウや」テーマに多賀町の児童がブランディングアイデア発表

成果発表に臨んだ生徒たち

成果発表に臨んだ生徒たち

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 多賀町立多賀小学校と大滝小学校の6年生児童55人が3月1日、成果発表会「飛び出しゾウやブランディング成果発表・展示~ゾウが逢い多賀ってる~」をあけぼのパーク多賀(多賀町四手)で行った。

公式の「飛び出しゾウや」5体と、生徒らが卒業制作で作成した「ミニ飛び出しゾウや」12体

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  児童らは、昨年開催された「第1回シガタガゾウのアート展2023」のプロデューサーである神谷利男さんと、「飛び出しゾウや」作者でグラフィックデザイナーの坂本成志さんを講師に迎え、「ゾウが逢い多賀ってる」をキャッチコピーに、国の天然記念物に指定された「アケボノゾウ」を知ること、広めること、「飛び出しゾウや」で町の交通安全を願い交通標識による地域貢献をすることをテーマに、4回の総合的な学習の授業で課題に取り組んだ。「デザインについて」「ブランディングとは何か」「『飛び出しゾウや』を知ってもらうにはどうすればいいか」などを学び、12組のグループごとに卒業制作「飛び出しゾウやの仲間」12体の制作に取り組んだ。

 当日は、12組それぞれのグループで考えたコンセプトや作品を発表。発表した児童からは「アイデアを出し合い、それを形にすることの難しさを学んだ」「どうしたらたくさんの人が見てくれるか、どんなデザインが人を引き付けるのか考えるのが楽しかった」などの声が聞かれた。

 神谷さんは「多賀の小学生たちとこのような取り組みを一緒にできるなんて思ってもなかった。今回学んだことをこれからの未来で少しでも生かしてもらえれば」と期待を込める。

 坂本さんは「子どもたちから、大人がなかなか考えないようなアイデアがたくさん出てきたのが印象的だった。これからいろいろなことを経験するに当たり今回のことを少しでも思い出してもらい、未来に進んでいってもらえれば」と話す。

 児童らの卒業制作は3月31日まで、あけぼのパーク多賀で展示する。

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