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「近江ちゃんぽん」が誕生60周年 「ダイアン」がアンバサダー就任

「近江ちゃんぽん」60周年記念事業記者発表の様子。(左から)ドリームフーズの山本英柱社長とダイアンのユースケさん、津田さん

「近江ちゃんぽん」60周年記念事業記者発表の様子。(左から)ドリームフーズの山本英柱社長とダイアンのユースケさん、津田さん

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 滋賀県のご当地グルメで知られる「近江ちゃんぽん」が60周年を迎え、経営する「ドリームフーズ」(彦根市幸町)が3月20日、60周年記念事業を発表した。

近江ちゃんぽん=ちゃんぽん亭

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 現在、さまざまな店で提供している「近江ちゃんぽん」。1963(昭和38)年創業の「麺類をかべ」(現「ちゃんぽん亭」)からスタートした。「近江ちゃんぽん」は削り節と昆布から取った「京風だし」をアレンジしたスープに、野菜や豚肉などの具を煮込み、中華麺と一緒に盛り付ける。途中で酢を入れて「味変」させるのが特徴で、テーブルにはコショウなどの調味料に酢も常備している。

 会見では「近江ちゃんぽん」60周年を記念し、新たな事業の展開を発表。お笑いコンビ「ダイアン」を「近江ちゃんぽんアンバサダー」に任命。4月1日から関西エリアで「ダイアン」が出演する「近江ちゃんぽん」のCMを放送する。CMでは「ゴイゴイスープにゴイゴイ酢ー!」と酢を入れる近江ちゃんぽんの妖精に扮(ふん)した津田さんと、黙々と食べるユースケさんの演技が見られる。

 グランドメニューの改良も発表。60周年を機に、自家製中華麺の小麦粉を滋賀県産の「びわほなみ」に切り替え、今までの麺よりも食感を「つるっともちもち」にする。野菜のバランスやスープの改良と併せて調理方法を検討し、セントラルキッチン化にすることで店ごとに違いのあったスープの味を統一できるようにする。卓上の酢は岐阜の「内堀醸造」に特注した「こんぶ酢」に切り替える。

 併せて、ちゃんぽん亭が監修し、フジパンとコラボした「スナックサンド 近江ちゃんぽん味」を4月1日に発売することも発表。和風しょうゆベースにコショウを利かせた味を麺入りフィリングで再現している。キャベツを入れ、「食感がちゃんぽん風になるよう」こだわったという。

 同社運営部開発課副部長の石井務さんは「コロナ禍で大変だった時期もあったが、何とか乗り越えられた。これからは日本をもっと元気にできるよう頑張りたい。『近江ちゃんぽんを日本のちゃんぽんに!』をスローガンに、さまざまなイベントやキャンペーンを展開する。新時代の近江ちゃんぽんに期待いただきたい」と自信を見せる。

 グランドメニューは4月18日から、順次切り替える予定。

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