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彦根に古民家を活用した貸し出し型フォトスタジオ「中川家」 交流の場にも

(左から)中川寛文さんと中川良次さん。「人を呼び込むことで地域が盛り上がれば」

(左から)中川寛文さんと中川良次さん。「人を呼び込むことで地域が盛り上がれば」

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 築80年の古民家を活用した貸し出し型のフォトスタジオ「彦根古民家ふぉとスタジオ 中川家」(彦根市田附町)がオープンして、5月3日で1カ月がたつ。元タクシー運転手で古民家所有者の中川良次さんと、大阪府茨木市内で結婚相談所を経営する中川寛文さんが共同で運営する。

スタジオの様子。古民家の和室や縁側、庭などで自由に撮影できる=彦根古民家ふぉとスタジオ「中川家」

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 会社経営の傍ら写真家として活動している寛文さんと、20年以上カメラを趣味として撮影活動している良次さん。2人は昨年の夏に「インスタグラム」を通じて知り合い、名字が同じ「中川」、年齢が共に70代、人物を撮る「ポートレート(人物写真)」を得意とし、好きな写真家も同じという多くの共通点から意気投合。良次さんが生まれ育ち、今も暮らしている自宅の古民家を活動拠点として一緒に撮影活動を始めた。

 今年1月、古民家の雰囲気や彦根エリアに魅力を感じていた寛文さんの提案で、古民家を活用し、地域の魅力の発信と交流の場の提供を目的に、自宅古民家を「貸し出し型スタジオ」として運営することを決めた。古民家の傷みが目立つ部分は、知人らが改修などを手伝ってくれたという。

 良次さんは「自宅が撮影スタジオになり、自然と人が集まるようになって生活に張り合いが出た。今まで気ままに暮らしていて掃除などもせず無頓着だったが、今では掃除が日課になっている」と笑顔を見せる。

 同スタジオは時間貸しで、照明などの機材もあり、古民家の和室や縁側、庭などで自由に撮影ができる。併せて、スタジオからほど近い琵琶湖や彦根城などでも撮影してもらうことを想定し、撮影活動の拠点としても利用してもらえるよう準備している。撮影会には40~50代のモデルを起用しているのも特徴だという。

 寛文さんは「このエリアは自然が豊かで写真スポットの宝庫。古民家の雰囲気もいい。都会に比べ人混みもなく、ポートレートを撮りたい人にはいい場所」と話す。2人にはフォトグラファーやカメラを趣味とする人たち、モデルとして写真を撮ってもらいたい人のほかにも、地域の人が集まり、交流の場になればとの思いもある。良次さんは「まだまだ不十分なスタジオだが、ゆっくりと撮影を楽しんでもらえれば。気軽にお越しいただければ」と呼びかける。

 貸出料は1時間1,000円。予約はインスタグラムで受け付ける。

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