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彦根城で正月を迎える準備整う しめ縄や鏡餅の飾りつけ

「しめ飾り」を飾る様子=彦根城天秤櫓

「しめ飾り」を飾る様子=彦根城天秤櫓

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 彦根城(彦根市今亀町)で12月22日に「しめ飾り」などが行われ、新年を迎える準備が整った。

「しめ飾り」=彦根城天秤櫓

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 小雨降る中、職員14人が「しめ飾り」の作業に当たった。しめ縄は12月1日に「ひこにゃん」も手伝い仕上げたもの。城内各所に飾り、そのうち「天秤櫓(てんびんやぐら)」に飾るしめ縄は、長さ6メートル、周囲45センチ、重さ50キロと特大のもの。職員が声をかけ合いながら手際よく作業を進めた。針金などで「はり」にしめ縄を結びつけ、干し柿などを飾った。彦根城では、10個の干し柿を2個、6個、2個と間を空けて飾り、「にこにこ(2個2個)、なかむつ(6つ)ましく」という意味が込められている。

 彦根城運営管理センターの宮川敏明所長は「2カ月半にわたって準備した『しめ縄』はとてもいい出来。新年の準備が整い、気持ちよく新年を迎えられる」と笑顔を見せる。

 新年の準備はほかにも、天守の室内に「鏡餅」を飾り、「華道 翠香流」による「新年の大生け花」を彦根城表門券売所前に飾った。生け花の最後の仕上げは、四世家元の竹中翠萠(すいほう)さんと「ひこにゃん」が行った。竹で来年の干支(えと)「兎(うさぎ)」を表現。ツバキやアンスリュームなど7種類の花を生け、「来年は人々の交流が再開されてみんなが一つになれば」と願いを込めたという。

 鏡開きは1月4日。しめ縄・生け花は1月13日まで飾る。

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