農業体験と恋活を組み合わせた「農業体験型恋活イベント」が5月16日、彦根市南三ツ谷町の田んぼで開催される。主催はJA東びわこ(彦根市川瀬馬場町)の組合員大学「あぐりライフ」。
農業体験を通じて新たな交流を生み出そうと企画した同イベント。彦根市・犬上郡(多賀町、甲良町、豊郷町)・愛荘町エリアで農業を営む20~30代前半の若手農家男性が参加し、現在、未婚の成人女性の参加を呼びかけている。若手農家が異性と出会う機会は多くないのが実情で、自然な形で交流が生まれることも期待している。
あぐりライフ事務局の藤野良祐さんは「実際に農業を体験してもらうことで農業に携わっていない若い人たちに、この地域の農業や農家のことをもっと知ってもらえれば」と話す。都市化が進む昨今、食べ物がどこで、誰によって育てられているかを実感する機会は年々少なくなっている。農作業を通じて、口にする食べ物の生産・流通を身近に感じるきっかけにもなればと考えているという。
会場は、彦根市南三ツ谷町にある田んぼ。農家たちがそれぞれの農業への思いや地域の米作りについて語る時間で始まる。その後ははだしで田植え体験。農家が直接手ほどきしながら、30分ほどかけて苗を一本ずつ手植えする。「農家直伝のコツを聞きながら田んぼに入る体験は、めったにできないはず」と藤野さんは話す。
田植えの後は、「きらみずき」のほか、「歓喜の風」「にこまる」など一般市場ではあまり流通していない品種を農家自らが炊いて提供する「米の食べ比べ」も行う。「自分が育てた品種の味を語れるのも農家ならでは」と藤野さん。地元産のご飯のお供も添えるという。
今回、恋活要素を含む農業体験イベントを手がけるのは、JAグループの中で初の試み(JA東びわこ調べ)だという。まずはプロトタイプとして実施し、次回以降に改善を重ねていく予定。
開催時間は10時~12時。参加無料。専用フォームで受け付ける。先着10人。受付後に場所の詳細を知らせる。会場は公共交通機関でのアクセスが難しいため、自力で現地に来られる人のみ参加可能。