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松原町に「ビワフロント彦根」 温泉やヴィラ施設、琵琶湖の眺望重視

「ビワフロント彦根」外観

「ビワフロント彦根」外観

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 ホテルニューアワジグループの「蒼の湖邸 BIWAFRONT HIKONE(ビワフロント彦根)」が8月20日、彦根市松原町にオープンする。

大浴場から琵琶湖が望める=「ビワフロント彦根」

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 ホテルニューアワジは淡路島、神戸、京都などで旅館やホテルなどを経営。ビワフロント彦根が17館目となる。敷地面積は3万9508平方メートル、延べ床面積1万1437メートル。前身の旧彦根ビューホテルと同様に10階建て。10階にフロントを設け、入り口からフロントがある最上階まで向かうエレベーターを新設した。エレベーターを降りると、井伊の赤備えにちなんだ朱色の漆塗りの自動扉があり、扉が開くと琵琶湖が一望できるレイクビューが客を迎える。

 旧彦根ビューホテルの時は本館に80室あった各部屋を広くして38室にし、2階~9階に50平方メートル~125平方メートル(定員2人~6人)の客室を整備。客室にペットボトル飲料を置かず、各階にウオーターサーバーを備えてプラスチックごみの削減にも努める。隣接の旧コテージは22室から5タイプの12室(定員3~8人)のヴィラ施設にリニューアルし、そのうち9室を愛犬と宿泊できるドッグフレンドリールームにした。

 敷地内にはテニスコート、スリーオンスリーのバスケットコート、フットサル場、キッズパークを整備し、ホテル内だけでさまざまなアクテビティーが楽しめるようにもした。式典や宴会などに使えるバンケット棟も整備する。

 地下約1500メートルを掘って湧き出た温泉を「びわ湖松原温泉」と名付け、1階に露天と内湯の大浴場を男女ごとに設け、内湯の壁面には琵琶湖産のヨシを張り付けた。ヴィラを含めた客室計50室のうち22室を温泉露天風呂付きにした。温泉は炭酸水素塩泉。

 料理は「地産地消と健康志向」にこだわり、近江牛、ビワマス、ホンモロコなどの湖魚、地元野菜、発酵食品のほか、北陸地方の魚を用意。ディナーは和食を中心に洋のテイストを取り入れたコース料理、朝は和洋のビュッフェ方式で提供する。

 ホテルニューアワジの木下学社長は、9日の内覧会で「心と体が癒やせるウェルネスリゾートを目指したい」と述べ、「琵琶湖を生かすことをリニューアルのポイントにした。食にもビワマスやフナずしをはじめとした琵琶湖の魚を取り入れた。客室や風呂からは琵琶湖や対岸の景色が楽しめる。人工物がなく、戦国武将も見たであろう風景を見ながら、心と体を癒やしてほしい」と呼びかける。

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