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「すっぽんの煮こごり」の缶詰 彦根の料亭旅館「やす井」が販売開始

料亭旅館「やす井」の「すっぽんの煮こごり」缶詰

料亭旅館「やす井」の「すっぽんの煮こごり」缶詰

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 彦根の料亭旅館「やす井」(彦根市安清町)が8月1日、「すっぽんの煮こごり」の缶詰の販売を始めた。

料亭旅館「やす井」

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 同館は、明治2年創業の老舗料亭旅館。料理は、自社生産の近江牛や琵琶湖で取れた湖魚などを使い、季節に合わせたメニューを提供する。

 今回新たに商品化した缶詰の「すっぽんの煮こごり」は、同館で提供しているスッポンを使った懐石料理が「普段手軽に食べられない食材」であることから、自宅でも手軽にスッポン料理を楽しめるようにと製造・販売を決めたという。

 同商品は、料理長の櫻井泉さんが館内の厨房で一つ一つ作る。長崎淡水(長崎県西海市)の長崎県産のスッポンをさばき、酒と昆布だしで3時間以上煮る。丁寧に「あく」を取り、スッポンのうまみやコラーゲンが出ただしに、ショウガやネギ、クコの実を加え、しょうゆなどで味付けをする。缶詰は冷蔵庫で一晩冷やすと煮こごりとして食べることができ、ほかにもスープとして食べたり、ご飯や薬味を入れて雑炊にして楽しめたりできるという。

 櫻井さんは「スッポン料理は今まで提供しているが、缶詰にするのは初めてで、味付けや煮こごりの硬さなど試行錯誤を重ねた。昨年の秋から取り組み、納得のいくものができ商品化した」と自信を見せる。「昔から食べられているスッポンは滋養に良いとされている。そのまま食べてもらっても、一手間かけてもらってもおいしく食べられる。缶詰で手軽に取り入れていただければ」と利用を呼びかける。

 内容量は195グラム。価格は3,240円。同館の売店とオンラインショップで扱う。

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