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彦根の学生服店が性教育教材「びわこんどーむ」販売 ひこにゃんパッケージで

トラヤ通販サイトで販売する性教育教材「にゃんこんどーむ」

トラヤ通販サイトで販売する性教育教材「にゃんこんどーむ」

 彦根の学生服販売店「トラヤ商事」(彦根市中央町)が5月13日、性教育教材「にゃんこんどーむ」の販売を始めた。

(左から)「にゃんこんどーむ」とベースとなっている「びわこんどーむ」

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 商品のベースとなるのは、滋賀県立高校で19年間保健体育科の教員として勤務した清水美春さんが立ち上げた「びわこんどーむ」プロジェクト。同プロジェクトは、学校の授業や講演会でコンドームの実物に触れる体験を通して、性について主体的に考えるきっかけをつくる取り組み。清水さんは彦根東高校勤務時代にJICA海外協力隊としてケニアでエイズ対策に携わり、そこでの経験が国内の性教育への問題意識につながり、同プロジェクトを立ち上げた。

 2021年にクラウドファンディングで228人から約185万円の支援を集め、自主練習用コンドームと解説書をセットにした教材「びわこんどーむ」を制作。同教材を活用した授業を行い、これまでに延べ81校・1万人以上の中高生が参加した。これまでの授業実践と生徒2251人の声をまとめた書籍「びわこん・レポート-中高生が〈触れて〉学んだ関係性の授業」(ゆまに書房)を5月末に出版する。

 同社の安居輝人専務は、この活動に共感。彦根でも活動を広めたいと、「ひこにゃん」のイラストをモチーフに企画・販売に至った。パッケージには「びわこんどーむ」のキャラクター「びわこんどーむ君」をかぶった「ひこにゃん」が描かれ、「幸福おまもり」の文字を添える。解説書と自主練習用コンドーム2個を同封する。

 安居さんは「周囲からはいろいろな声もあったが、それこそがこの商品を届ける理由だと感じた。性教育はまだナイーブに扱われがち。学生服を扱う店だからこそ、中高生に身近なところから届ける意味がある。この商品をきっかけに、学校はもちろん親子でも性について話せるようになれば。相手を思いやることにつながれば」と期待を込める。

 価格は300円(送料別)で、限定1,000個。オンライン通販のほか、学生が参加するイベントなどを中心に販売する。

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