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アル・プラザ彦根に子育て支援拠点「チャチャチャひろば」 医師運営で移転

「チャチャチャひろば」スタッフ。保育士が常駐する

「チャチャチャひろば」スタッフ。保育士が常駐する

 未就学児やその家族を対象とした地域子育て支援拠点「チャチャチャひろば」がJR彦根駅前の商業施設「アル・プラザ彦根」(彦根市大東町)4階へ移転し、4月26日にオープンした。

同ひろばを運営するくわくわ企画の代表、徳田医師。日曜日には広場に来所しみんなと過ごすことも。医師としての立場から子育て情報なども提供する

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 長年親しまれてきた「東山児童館」(東山町)の閉館に伴い、運営は新たに、総合診療専門医で「徳田医院」(出路町)の徳田嘉仁医師が代表を務める一般社団法人「くわくわ企画」(出路町)が担う。医師が代表となり運営に関わる体制を取る。

 「くわくわ企画」は「医療と日常をつなぐ」を理念に掲げ、「寄り道したくなる診療所」を軸に、カフェや私設図書館の運営、雑誌発行などを多角的に展開する。医療を診療所の中に閉じず、生活動線上で自然にSOSを拾い上げる「能動的なライフライン」の構築を目指している。

 同所が目指すのは、支援する側と受ける側という固定された関係ではなく、誰もが「支援者であり利用者でもある」ような循環が生まれる場所。問題が深刻化する前の自然な接点として、日常の延長線上で親の孤立や不安のサインに気づける、安心感のある空間づくりを目指す。

 買い物ついでに立ち寄れる場所で、保育士が常駐。子どもを自由に遊ばせながら、大人の交流や休息の場としても活用できる。子育てに関する情報提供や子育て講座、常駐する保育士による子育て相談なども行う。日曜日には徳田医師自らが支援員として現場に立つことも想定しており、産後うつや育児不安といった深刻な事態に陥る前の微細なサインを、専門的知見から見守る。将来的には病児保育や診療所とも連携し、シームレスな支援の提供を目指すという。

 開設後、定期的に来所している市内在住の母親(子ども10カ月)は「2人きりで家にいると、しんどくなることもある。スタッフと話したりすることで気持ちが楽になる」と話していた。

 徳田医師は「一緒にこの場所を育てていく気持ちで、気楽に遊びに来てもらえれば」と来館を呼びかける。

 開館時間は9時30分~15時30分。金曜・土曜休館。入館無料。

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