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育てた「万木カブ」をぬか漬けに 愛知高等養護学校生が地元企業で体験

「はさがけ」された「万木カブ」を収穫する生徒

「はさがけ」された「万木カブ」を収穫する生徒

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 愛知高等養護学校(愛荘町愛知川)の1年生16人が12月7日、自分たちが育てた「万木(ゆるぎ)カブ」のぬか漬け作業の体験学習を、漬物などを製造する「マルマタ」(愛知川)の工場で行った。

「マルマタ」の社員に指導を受けながら作業を進めた。

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 万木カブは地域で長く栽培されてきた赤カブの一種で、鮮やかな紅色が特徴。地元の伝統野菜や特産品について学んでほしいと体験学習を企画。今回で3回目となる。生徒たちは9月末に同社から提供を受けた種を、地元農家やJAから助言を受けながら同校実習畑で育ててきた。11月末に200玉を収穫し、「はさがけ」を行った。10日ほど、寒風にさらすことで水分が抜け、カブのうまみや風味が引き立つという。

 当日生徒たちは「はさがけ」されているカブを一つ一つ丁寧に収穫。「はさがけ」する前のカブの見た目や触感の違いを感じながら収穫する様子が見られた。その後、生徒たちはマルマタの社員に指導を受けながら葉を実に巻き付け、容器に敷き詰めた。一層ずつ、ぬかを敷き詰め最後に役100キロの重しを載せて作業を完了した。

 生徒たちは慣れない作業に苦戦しながらも、互いに協力しながら和気あいあいと作業を進めていた。生徒の一人は「大変だったが、みんなで協力して作業に取り組むことができた。自分たちが育てたカブを食べるのが楽しみ」と話す。ぬか漬けされたカブは1月上旬ごろまで漬け込まれ、生徒らが食べる予定。

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