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彦根の千成亭別館「華見」、蔵を改装した特別室の提供始める

「特別室」入り口=千成亭別館華見

「特別室」入り口=千成亭別館華見

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 千成亭別館「華見(はなみ)」(彦根市河原2)が1月29日、蔵を改装した「特別室」の提供を始めた。

千成亭別館「華見」入り口

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 店の横にあり、長らく使われていなかった蔵をリノベーションした特別室。「古い建造物の価値を大切にし、生かしていきたい」という千成亭風土社長の上田健一郎さんの思いから、個室として利用できるよう改装に踏み切った。

 特別室は店のホールから離れた場所にあり、広さは約10.8平方メートル。4人がけのテーブル1卓のみを置き、和と洋を組み合わせたインテリアでまとめている。もともとあった2階部分は取り壊し、吹き抜けにしている。天井や梁(はり)は、蔵で利用されていたものをそのまま残し、土壁は塗り替え、赤いじゅうたんを敷く。入り口の「蔵戸」がより重厚感を演出している。想定する客の人数は最大4人。ゆったりとした空間で、食事や会話を楽しめるよう工夫する。

 上田さんは「コロナ禍ではいろいろと影響があったが、個室利用のニーズは高かった。使われていない蔵は、壊すことより生かすことを考え今回特別室として改築した」と話す。「地元の業者に協力してもらい、遊び心のある落ち着いた空間になった。夫婦や親しい人と利用していただければ」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時30分~14時30分、17時~22時。水曜定休。要予約。

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