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彦根・はぴとも基金で「プチクラファン制度」開始 子育て支援を直接応援 

はぴとも基金「プチクラファン制度」登録団体第1号の「かめのこ子ども食堂」

はぴとも基金「プチクラファン制度」登録団体第1号の「かめのこ子ども食堂」

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 彦根市社会福祉協議会(彦根市平田町)の「こどもの幸せ応援基金(はぴとも基金)」が6月15日、寄付の新たな仕組みとして「プチクラファン制度」を始めた。

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 「子どもの幸せをみんなで応援したい」という願いの下、2021年に同社協が設置した「子どもの幸せ応援基金(はぴとも基金)」。集まった寄付金は、子どもや子育て世帯の幸せにつながる活動に対して使われている。「はぴとも」=「ハッピー(幸せ)」「とも(共、友、伴)」を表している。

 これまでの支援として「長期休暇中の弁当お届け事業」「ベビー&キッズ、学用品、制服のリユース(譲渡会)」「フードバンク、フードパントリー」「子どもの居場所への送迎サポート」「子どもの居場所づくり」「一人親世帯や障がいのある人がいる世帯、多文化多言語へのサポート」など、子どもに関わる活動団体や活動への助成を行っている。

 今回新たに設けた仕組み「プチクラファン制度」は、基金へ寄付する際に寄付金額のうち最大2割までを寄付者が応援したい活動(団体)を指定できる。現在指定できる団体第1号として、子ども食堂を運営している「かめのこ子ども食堂」がエントリーしている。

 平野美喜さんと前田欣子さん(以上、彦根市社協の地域づくりボランティアコーディネーター)は「任意で活動している子育て支援の団体を応援することで、現在の子どもを取り巻く問題を知るきっかけにもなる。寄付する人やボランティア、支援に関わる人などいろいろな立場の人たちで支援の輪が広がれば、みんなで子どもたちの幸せを応援する地域に近づけると思う。今後、プチクラファン制度で活動団体のエントリーを増やしていき、活動者と寄付者がつながるようになれば」と話す。

 基金への寄付の申し込みは、彦根市社協窓口とホームページで受け付ける。

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