「とりいもと宿場まつり」が10月4日、彦根市鳥居本地区を通る中山道一帯で開催される。
当日は旧鳥居本宿を通る中山道を、約600メートル通行止めにして歩行者天国とし、キッチンカーや露店など60店が出店する。2つのステージではキャラクターが出演するほか、ジャズや和太鼓グループの演奏、寸劇などがある。昨年は雨の中でも2500人ほどが訪れるなど、毎年、にぎわいを見せている。
今年は開会式に「悪にゃんこ将軍」が駆け付けるほか、例年出演している地元・鳥居本学園の中学生が「鳥中ソーラン」を披露。毎年人気の「仏生寺みそ」は、今年は会場内3カ所で販売する。鳥居本地区にある寺に残されたレシピを元に作ったサンショウの利いたみそで、毎年すぐに完売するほどの人気ぶりだという。ほかにも、文化財に指定された古民家の公開や、スタンプを集めると記念品がもらえる散策ラリーなども企画している。
「とりいもと宿場まつり」は、高齢化や商店の減少が進む鳥居本地区を活気づけようと結成された鳥居本お宝発見隊が、2008(平成20)年から開催してきた。コロナ禍や台風による中止がありながらも、今年で18回目を数える。
鳥居本宿ではかつて「鳥居本すいか」の栽培や、柿渋で染めた和紙の合羽の販売が行われていた。これらに、一帯で売られ今も飲まれることがある整腸剤「赤玉」を加えた3つの赤を「さんあか」と名付け、鳥居本地区に伝わるものを今に伝えている。同まつりでは毎年、通り沿いの店に赤色の布を使った「軒先赤布アート」を展示しており、今年も予定している。同隊代表の高橋邦夫さんは「みんなの気持ちの奥にある宝物を発見していきたい」と話す。
開催時間は10時~15時。駐車場は飛騨運輸の敷地などに用意する。当日は近江鉄道を利用し、本部で「乗車証明書」を提示すると記念品がもらえる。