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彦根に喫茶店「喫茶コトコト」 実家を再生、地域の憩いの場に

店主の光吉翔平さん

店主の光吉翔平さん

 喫茶店「喫茶コトコト」(彦根市本町)が9月9日にオープンした。店主がかつて暮らしていた実家を改修し、地域の憩いの場を目指す。

店内の様子=喫茶コトコト

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 店主の光吉翔平さんは社会人になってからコーヒーに親しむようになり、神戸在住時にUCCコーヒーアカデミーでいれ方を学んだ。将来は喫茶店を開きたいという思いを抱き続けてきたという。

 光吉さんの実家は約7年間、空き家の状態が続いていた。以前から、「いつかは彦根に戻りたい」という思いがあり、使われないままの実家を「もったいない」と感じていたこともあったという。そうした思いと、長年の夢だった喫茶店開業とを重ね合わせる形で、開業を決めた。もともと住居だった場所を大規模に改装し、かつて和室や庭だった空間を店舗に生まれ変わらせた。

 店内は約50平方メートルで、席数はカウンターとテーブルを合わせて18席。もともと昭和の雰囲気が好きで、「内装は昭和レトロにしたいと考えていた」と言い、壁紙にはレンガ調の柄を用いたほか、店内では昭和の歌謡曲を流している。テーブルや椅子、シャンデリアは、彦根駅近くで約50年営業していた喫茶店「帆船(はんせん)」から譲り受けたもので、閉店後も家具を保管していた元店主の息子から譲り受けた。

 メニューは、ブレンドコーヒー(500円)、芦屋川ブレンド(600円)など、当面はドリンクのみでスタートし、客の要望を聞きながら、自身が対応できる範囲で少しずつ広げていくという。

 光吉さんは「ランチをした後やちょっとリラックスしたいと思った時、『そう言えば、ここがあったな』と思ってもらえる場所にしたい」と話す。実家はもともと祖父や父が開業医をしていた場所で、祖母は人が集まるのが好きで、来客が多くにぎやかだったという。幼少期に見たその光景を、今の店でも重ねている。「地域の人の居場所になって、僕自身の居場所にもなれば」

 店内には「ゆったりとした時間を大切にしたお店です」というメッセージを掲げている。「一人で切盛りするため、対応に時間がかかる場合がある。その点も知ってもらえればありがたい」とも。

 営業時間は10時~17時。火曜・水曜定休。

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