NPO法人「あそびが寺(てら)」が8月20日と22日、子どもの居場所「放課後自習寺」として活用する勝光寺(愛荘町沓掛)で、中庭を整備するDIYイベントを行った。子どもや大人、地域の門徒など延べ25人ほどが参加した。
20日は、生い茂っていた庭木を伐採し、雑草を引き抜く作業で始まった。庭にあった庇(ひさし)のような屋根状のものを取り除いたり、長年積もった庭石を運び出したりする力仕事は大人が担った。室内ではふすまやガラス戸を壁に変える作業も進み、地元の工務店「西川工芸」の職人に教わりながら、子どもたちが壁板を押さえてくぎを打ち込んだ。
22日は、中庭にあった奥行き1メートル、幅2メートル、高さ30センチほどのコンクリート製の建造物を少しずつ削り崩す「はつり」作業と、土の運び出しに汗を流した。2日間の作業で、雑草や庭石に覆われていた中庭は見違えるほど片付いた。慣れない手つきの子どもの隣で大人が手本を見せ、休憩時間には地域の門徒や参加者が庭の使い道について言葉を交わすなど、世代を超えた交流も生まれた。
同NPO代表理事の綿谷駒太郎さんは「皆さんのおかげで、荒れていた中庭が見違えるほどきれいになった」と振り返る。勝光寺は2024年7月から「放課後自習寺」として週2日開放し、子どもの居場所となってきた。大人と子どもが自然に交流できる場にしようと、同NPOは今年、クラウドファンディングで協力を呼びかけた。結果、189人から155万5,000円の支援が集まり、寺のキッチンを改修した。
今回整備した中庭にはウッドデッキを設置する予定。これからは子どもだけの居場所にとどまらず、大人も子どもも自然に集える「おてらリビング」としての姿を目指す。綿谷さんは「いろいろな世代の交流の場をさらに広げていければ」と話す。