24時まで営業するコミュニティーカフェ・バー「flat.(フラット)」(彦根市京町2)が8月8日、オープンした。
夜の外観。まちに明かりをともしたいと24時まで営業する(写真提供=flat.)
彦根出身の坂本達郎さんが代表を務める合同会社「flat.(フラット)」が経営する。大学時代の寮で親交を深めた國仲杏さん、町田創さん(共に沖縄県出身)櫻井勘吉(長野県出身)さんと立ち上げた。同店を拠点に地域活性化に取り組む。
坂本さんは高校卒業後に進学で上京し、大学卒業後はドイツに3年間滞在した。国内外を行き来する中で、「城下町の情緒や人の丁寧さ」といった彦根の価値を実感する一方、中心市街地の人通りの減少や若者の流出に危機感を抱いたという。街に不足しているのは建物ではなく人の流れだと考え、「まちのリビング」をコンセプトに、人と人がつながる拠点を作りたいと、開業を決めた。人通りが減る夜の街に「明かりをともしたい」との思いも、24時までの営業時間に込めている。
1階はカフェスペース、2階は「よりプライベート」に作業や打ち合わせに使える空間として利用できる。夜遅くまで長時間の滞在ができる点で、大手チェーン店との違いを打ち出す。メニューはホットサンド「クラシックメルト」「ガーデンメルト」(以上800円)やワッフル、アフォガード、ドリンクなどカフェメニューを中心に提供。夜は、自家製マッシュポテト(450円)やアヒージョ(1,200円)などの軽食に加え、アルコール、カクテルなども用意する。
坂本さんは「商店街全体に人の流れをつくることで、商店街の空きテナントを埋めていくことがこれからの目標」と話す。今後は定期的にイベントを開催し、ランニングクラブなど部活動の立ち上げや、地域イベントへの出店も計画しているという。現在、クラウドファンディングにも挑戦している。
坂本さんは「街のリビングのように活用してもらって、ぜひ長居してもらえれば。何かやってみたいな、アイデアを形にしたいなと思ったら僕たちにも気軽に話してほしい。一緒に形にしていきましょう」と呼びかける。
営業時間は、10時~18時、19時~24時の2部制。