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彦根城、世界文化遺産の国内推薦決定へ ひこにゃんも鈴鳴らし喜ぶ

喜ぶひこにゃんと自筆の書を手に田島市長

喜ぶひこにゃんと自筆の書を手に田島市長

 彦根城が9月3日、世界文化遺産登録に向けた国内推薦候補に選ばれた。

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 彦根城を世界文化遺産に登録するための国内推薦を巡り、文化庁の文化審議会は東京都内で会議を開き、彦根城を世界遺産の推薦候補とすることが適当と答申した。今後、推薦書の最終調整などを経て、国が正式に推薦を決定する見通し。この日の文化庁の発表後、彦根市役所では関係団体の代表やひこにゃんらを交えて記者発表が行われた。

 文化審議会ではこれまで、彦根城が世界遺産にふさわしい「顕著な普遍的価値」を持つかどうかについて継続して審議してきた。2024年10月には、世界遺産委員会の諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)から事前評価の結果が通知され、指摘された課題を踏まえて推薦書案の見直しを進めてきた。

 2025年度の文化審議会では「検討に進捗(しんちょく)が見られるものの、なお課題が残る」とされ、彦根城単独での推薦を実現するための説明をさらに充実させる必要があるとの意見が示されていた。

 本年度は、イコモスと文化審議会からこれまでに示された指摘を踏まえて、滋賀県と彦根市が作成した推薦書案を中心に審議。その結果、推薦書として提出するまでに「海外の専門家にも、より分かりやすい表現となるよう」記述内容を修正する必要があるものの、彦根城は「諸外国に類を見ない、江戸時代の大名による統治システムを物証できるもの」として、顕著な普遍的価値が認められると評価した。

 今後は、推薦書案の記述をさらに磨き上げ、今月中にも国内推薦が正式に決まり、ユネスコに推薦書が提出される見込み。その後、イコモスによる現地調査や評価を経て、2028年に世界遺産委員会で登録の可否が決定する運び。

 市役所での記者会見の冒頭に登場したひこにゃんは鈴を鳴らしながら喜びを表した。田島一成市長は「『世界文化遺産』登録へ 彦根城国内推薦内定」との自筆の書を披露しながら「重要な一歩を踏み出すことができた。2年後の世界遺産登録を実現するという強い意志を持って、取り組みを加速させたい」と意気込みを見せた。

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