彦根城周辺の桜が見頃を迎え、多くの観光客らでにぎわいを見せている。

桜の夜間ライトアップ＝彦根城。水面に映る桜。（3月29日撮影）

　彦根城周辺には、ソメイヨシノを中心に約1100本の桜が植えられている。現在見頃を迎え、3月28日には桜の夜間ライトアップも始まった。ライトアップと併せて屋形船の夜間運航や花見ぼんぼりの点灯も行う。

　彦根観光協会の清水健一郎さんは「例年より桜の開花が早く、今週には満開を迎えるのでは」と話す。彦根城周辺を運行している人力車「ひこね亀楽車」車夫の中村哲也さんは「彦根の春がようやく帰ってきたように感じる。彦根の美しい春の情景を楽しんで、皆さんに笑顔になってもらえれば」と笑顔を見せる。

　29日には、桜を眺め思い思いの写真に収める姿や家族連れで楽しむ姿が多く見られた。桜はつぼみが少し残る程度で開花している。

　夜間ライトアップの時間は18時～20時45分。4月16日まで。桜の開花状況により、開催期間を短縮する場合がある。