平和堂の「ビバシティ彦根」（彦根市竹ヶ鼻町）が大規模改装工事を終え、10月27日、リニューアルオープンした。

　1996（平成8）年に、当時滋賀県最大の商業施設としてオープンした同店。現代のライフスタイルの変化や多様なニーズに合わせ今春から大規模改装工事を行っていた。

　リニューアルオープンした同施設には20以上の新規店舗が出店。3世代がそれぞれ楽しめる空間を意識した店舗作りを目指す。

　改装前は専門店と直営店が分かれたレイアウトになっていたが、今回のリニューアルでは、子育てやファッション、カルチャーなどテーマごとに専門店と直営店を配置。「より買い回りしやすいレイアウトにした」という。

　食品売り場は約165平方メートル拡充し、各売り場の品ぞろえを強化。飲食店や土産店が並ぶ「ビバマルシェ」には、平和堂初出店の「GODIVA」「式部郷」、ビバシティとして2店舗目の「スターバックスコーヒー」や「北海道うまいもの館」「叶 匠壽庵」などが新たに出店する。

　専門店には、滋賀県内2店舗目の「LOFT」、滋賀県内最大規模の「無印良品」、平和堂初出店の「one’s terrace」、「アカチャンホンポ」、「手芸センタードリーム」などが新規出店。以前より扱うブランドを増やしたコスメショップやヨガスタジオも出店した。

　センタープラザには大型サイネージを設け、建物の西側には、屋外スペース「ビバパーク」を新設。地域交流を図れるよう、子ども向けの遊び場を設け、イベント開催などを予定する。地域最大規模のボウリング場「ラピュタボウル」はオレンジを基調とした装いに一新した。

　27日に開いた記者発表で平松正嗣社長は「人が集える、人が交流できるような店づくりを目指し、今後も、お客さまのニーズを把握し進化していく」と意気込みを見せた。オープン当日は多くの人でにぎわいを見せ、来店していた彦根市在住の女性は「いい意味でビバっぽくなくてワクワクする。これからゆっくりと店内を見てみたい」と笑顔を見せていた。

　営業時間は10時～21時。